大根と二十日大根の種まきをしました

秋晴れで園庭の風が心地よく、暑さも随分と落ち着いてきたように感じます。陽射しが少し和らいだこともあって日なたに出て遊ぶ子ども達が増えてきました。お友達がコオロギをさがして捕まえ、コンテナにたくさんになったのが嬉しくて見せに来てくれた子や、サワガニを捕まえた後、子ガニがたくさん産まれたので驚いたと話に来てくれた子もいました。生き物と触れ合いながら驚き、急いでお友達と図鑑を囲んで「これだ!」「見せて、見せて!」と言い合う様子は見ていて夢中になっているのがよくわかります。「これの仲間だね。」などと言う姿は子ども達の興味や関心が知的なことがらに自然に結びついていて、園庭での遊びは本当に豊かな心身を育んでくれるな、と感じさせてくれます。

先日は、大根と二十日大根の種をまきました。さくら組さんは、二十日大根の種を大事そうに落とさないように手に受けていました。保育者が土に筋をつけ、それにそって種をパラパラとまいていきます。さっとまき終わる子、注意深く少しずつまく子。それぞれが思うようにまきました。

 

大根の種は3粒ずつ渡してもらいました。手に受けると「あ!赤っぽい!」「種が大きいよ。」「大根の種ってこんな風なんだ~。初めて見た。」と感じたことを口に出すさくら組さん。小さな豆のような形をしたピンク色の種をみて、二十日大根の種と比べたのでしょう。いろいろな発見があったようです。保育者がペットボトルの底を土に押し当ててできたくぼみに、手に持った3粒をまき、土を優しく被せます。自分の番が来ると、くぼみに順番にまいていきました。

翌日、うめ組さんともも組さんの何人かに水やりを頼むと二十日大根は早くも芽を出していました。「芽が出てるね~」と水やりも面白くなったようで、はじめは「重いよ~」と大変そうだったもも組の女の子が、嬉しそうにたっぷりじょうろに水をくんで何往復も頑張ってくれました。水やりの姿も、”芽が出た”という子どもの気づきによってこんなに変化するのだな、と感心しました。

収穫まで、野菜の育ちも楽しみですが子ども達の成長も楽しみです!

フォローする